2020-04-01 第201回国会 参議院 決算委員会 第1号
金本位制の下でないから通貨発行には金額的制限がないと。当たり前なんですね。当たり前、みんなが知っていることなんですよ、これは。そして、みんなが知っていることなのに、その意味が分かっていないんですよ。 日銀が金額無制限に買えるということはどういうことかと。日銀が買うのは何ですか。株も買いますよ。しかし、メーンは国債ですよ。何で国債なのか。それは、株はこれは上がったり下がったりしますよ。
金本位制の下でないから通貨発行には金額的制限がないと。当たり前なんですね。当たり前、みんなが知っていることなんですよ、これは。そして、みんなが知っていることなのに、その意味が分かっていないんですよ。 日銀が金額無制限に買えるということはどういうことかと。日銀が買うのは何ですか。株も買いますよ。しかし、メーンは国債ですよ。何で国債なのか。それは、株はこれは上がったり下がったりしますよ。
○参考人(黒田東彦君) 委員御指摘のとおり、金本位制と異なりまして、現在の管理通貨制度の下では通貨供給量が中央銀行の保有する金などの実物資産の量に制限されることはありません。それはそのとおりです。
昔でしたら、総理、これ金本位制でしたらできませんよ。金貨、正貨を持っていないと通貨発行できませんからね。ところが、今は金本位制じゃなくなっているんですよ。これ百年前からなくなっているんですよ、実際もう。だから、要するに日銀は通貨供給は幾らでもできる、幾らでも国債始め、株始め、資産買い入れることできるんですよ。これが事実なんです。 そうじゃないですか、黒田総裁。
やはり中央銀行の財務の内容というのは、バランスシートというのは非常に健全性が重要で、だからこそ、そういうような危なくなるというものは買わないで、昔は金本位制だったから金が担保してくれましたが、今はないんですから。日銀の財務の内容というのは極めて重要なんです。それをきちんと、そんな危ないものを買ってきて一万一千円割れ。
この景気回復を主導したのが高橋是清蔵相でありまして、何をしたかといえば、それまで続いていた緊縮財政を改めて、為替を金本位制から離脱する中で、実質、実体経済に合わせるということをやりましたし、金利の低下、ここまでは今のアベノミクスと少し似ているところがあると思います。それからもう一つは、財政支出の拡大ということを行っております。
こうした中で、一九三一年十二月に発足をいたしました犬養毅内閣におきまして大蔵大臣に就任をいたしました高橋是清蔵相は、当時、世界的なデフレ不況、これが日本に及んでおりましたことを背景にいたしまして、まず、就任当日に金本位制からの離脱、すなわち、金輸出の再禁止を行いました。また、公定歩合の引下げ等による金融緩和政策を行いました。
昔の金本位制にあったような時代とは違いまして、基本的に金融政策には限界がないわけでして、だから、むしろ、例えばインフレになるとかということを懸念して物価目標を置いているような状況でございますので、私としましては、金融政策に持続性、何が一番持続的なのかということはよくよく考えないといけないと思いますが、持続性ということには問題はないというふうに考えております。
これはもうほぼ常識だと思いますけれども、金本位制を放棄することによって内外金融を分離していたから、言わば国内では日銀が引受けさえしてくれたら国債を発行できるという状況が続いていた。 そして、岩田さんと、まあ原田さんはともかく、岩田副総裁が言っていたことは御覧のとおりですから。これは本に書いてあるとおりですから。
ところが、皆さんのお手元の裏に、高橋財政を参考にしてやれば成功すると言って日銀の副総裁になった方がどういうことを喧伝していたかというと、金輸出の禁止、つまり金本位制の離脱と日銀の国債のこういう拡大的なオペレーションがデフレ脱却の二本柱だったということを言っておられるんですが、金輸出の禁止というのは、この四番目、内外金融分離をしていたからうまくいったんですよ。
これももう言わずもがなのことですけれども、私どもが持っている日銀券ですね、千円札とか一万円札というのは、その昔、金本位制の場合は兌換券で後ろに金があったので、そして日銀ないしは政府がそれを金といつでも換えてくれるというので信用して持っていたわけです。その後、さすがに、もっと知恵を使いましょうということで管理通貨制度になりましたけれども、その後ろにあるのは今ほとんど国債です。
先ほどの長期国債二百兆という話、二〇一四年末、これ、短期国債を含めるともっと高い、六七%以上の数字になると思われますけれども、そういう数字を聞くと、まさに金本位制ならぬ国債本位制になってしまったなというふうな感想を得るわけですけれども、これが何を意味するかというと、国債の価格が下落すると日銀もやばいかなと、倒産のリスクもあるんじゃないかなと私は思ってしまうんですけれども、いかがかなと思っています。
ルーズベルト大統領の下で金融政策のレジームチェンジ、体制変換というものが行われまして、この内容が、金本位制からの脱却、あるいは、これは政府紙幣とはちょっと違うんですけれども、金証券とでもいうんでしょうか、そういったような感じの紙幣を発行する。
なぜかといいますと、金本位制と違いまして管理通貨制度ですから、幾らでもお金を出せる。お金を出せば、インフレで困ることはあってもデフレになるということはないというふうに一般的に考えられてきたわけですね。 しかし、日本がずっとデフレで十数年以上苦しんでいる。これはなぜかというと、今言ったように、ゼロ金利という状態、金利の下げ余地がないという状態になってしまったということです。
昭和二年には昭和金融恐慌が起こって、日銀による過剰流動性の放置により、金融調節力の著しい減退が当時起こり、そして金本位制に一時復活し、昭和恐慌が昭和五年から六年に起こり、デフレ経済が深刻化し、金本位制度から離脱をし、そこで高橋是清が財政を担って一時経済は回復を見せますが、二・二六事件で是清翁が亡くなると、戦時体制下におけるインフレの高進というのが続き、その後戦争へといき、取り返しのつかないところに突
しかし、高橋財政の政策を全体として見た場合に、金本位制に復帰した後、それをまたもとの体制に戻していくということで、金平価時代のいわば人為的に高かった円相場、これをやめたわけであります。その結果、円相場は一年ぐらいの間にほぼ半分ぐらいの水準に、実は円安になったということで、その結果、景気が立ち直っていったということだと思います。
同時に、金本位制を緩めて、金融を緩め、金利も下げるということにしました。上のグラフの黄色が、三一年のところからぐっと上がっていますが、これが二二とか二〇とかありますが、これは財政支出の前年度比です。
まず金本位制を停止し、続いて、日銀による大規模な国債引き受けを断行したわけです。その当否はここでは言いませんが、政策としてどうかという評価はいたしませんが、ここで注目したいのは、政策当局が国債引き受け方針を発表した段階で予想インフレ率が急上昇した、また、株価も日銀の引き受けが実際に始まる三カ月前に上昇に転じたということでございます。
○喜納昌吉君 基軸通貨であったし、前は金本位制だったからいいんですけれども今は変動相場だしね、その金と今の基軸通貨とリンクするというのはちょっとおかしいと思うんですよ、私はね。 資料によると、米国は六一・九%は他国の外貨で所持しているとなっているんですね。これはどこの国の通貨で持っているのか、ちょっと内訳をよろしくお願いします。
金本位制ではなくて変動相場制でもあります。先進国においては、名目賃金や物価がそんなに激しく下がりにくいという下方硬直性も持っております。そして、不況時には財政支出を拡大させるという考え方も一般化しています。 だから、私も二十五年も掛かると思っていません。でも、三年というのは甘過ぎます。
一つは、スウェーデン銀行が金本位制を離脱いたしました一九三一年の九月、金本位制から、物価水準を一定にする目標を立てまして、それに基づいて、物価水準安定化目標政策というのを実行いたしました。この政策を実行することによりまして、三%ぐらいのデフレの状況でありましたけれども、これを見事に克服したということでありまして、私は、金融政策の枠組みとして極めて有用なものであるというふうに考えております。
ただし、ここで、余り言われておりませんけれども、イギリスとアメリカの間は、金本位制ですから固定相場です。ところが、ヨーロッパの多くは、当時は銀本位制でした。銀は当時、この二十数年の間にどんどん価格は下落していきました。実は、銀価格が下落した、通貨価値が下落したんです。
アメリカでは一九三〇年ぐらいから大不況に入ってくるわけでありまして、当時のフーバー政権のもとで緊縮財政をとる、そして、FRBは金本位制が一番望ましいと思って頑固に金本位制を維持する。
○国務大臣(柳澤伯夫君) かつての土地が持っていたような担保力、あるいは金本位制というようなもので本位という言葉があらわしていたような、そういう力がほかに何かあるかと言われれば、私はないということだろうと思っています。